二つの確率
一言で確率と言いますが実は確率には2種類あります。
- サイコロで偶数が出る確率 50パーセント
- 太郎さんが大学に合格する確率 50パーセント
この二つ、どちらも確率 50パーセントと言ってますがよく考えると別物なんです。
サイコロで偶数が出る確率
サイコロを何回も何回も振る実験をしたら偶数が出る確率が50パーセントだった。
こういうふうに実験や論理的な観察で導き出された確率を「客観確率」といいます。
太郎さんが大学に合格する確率
こちらは太郎さんに何回も何回も受験させて確率を判断するわけにはいきません。こちらは模擬試験など客観的なデータや教師の過去の経験のような主観を元に「太郎さんが大学に合格する」と信じる度合いを数値で表しています。これを「主観確率」といいます。
ビジネスで意思決定をする際は、客観的データ、主観的な判断をミックスして数値を導き出し、意思決定の助けにすることができる主観確率を活用することができます。