越境するコンピューター

越境するコンピューター

新しいコンピューターとの付き合い方 〜コンピューターと意思決定と人間〜

2016-01-01から1年間の記事一覧

ゲームとコンピューターと実世界

1997年チェス名人に勝ったのを皮切りに、最近はコンピューターが囲碁名人に勝った、将棋でコンピュターと羽生名人が対戦、などゲームの世界でコンピューターが脚光を浴びています。「コンピューターが人類を超える」なんてことも言われてたりしますね。さて…

囲碁とコンピューター

コンピューターが囲碁名人に勝ったというのがニュースになってます、面白そうなので調べてみました。 囲碁、将棋、チェス、チェッカー、三目並べは仲間です どれも”二人で対戦する”、”どっちか勝てば、もう一人は負ける”、”相手の情報は全て分かる”、”手数の…

意思決定へのデータ活用 ~その1~

「データ活用による最適意思決定が競争力の源泉」という小難しい(だけどよくわからん)お話ってたまに聞きますね。 実際のところ、データ使うといい判断できるんでしょうか?それって具体的にどうやればいいんでしょうか?? これから数回に分けてそこの根…

人口知能を語る前に 脳について知っておこう

最近「人工知能」という言葉がちょっとしたブームで、いろんなところでこの言葉を聞きます。 役立つ情報も多いのですが、中には間違った理解に立って無意味に危機感を煽るだけに思えるものも見受けられます。 こんな状況の中、人工知能について偏らない客観…

機械学習とは何か?

機械学習とは何か? 一言で言うと「今までと少し違うコンピューターの使い方」です。 どこが違うのでしょう? 今までのコンピューターの使い方(演繹的) これまではやりたいことの手順をプログラムに書いてコンピューターに実行させるのが主流でした。 手順…

ベイズ的な考え方

ベイズ的な考え方をクイズ番組の最終問題にありそうな設定でお話します。 『さて最終問題です。客席に座っている100名の観客から1名を選んでください。選んだ方が広島出身ならあなたに100万円を差し上げます。選ぶ前に観客のみなさんに一つだけ質問すること…

越境するITというタイトルについて

このブログのタイトルは「越境するIT」です。このタイトルにしたのは、ITの適用範囲がここ数年でどんどん拡大してこれまでカバーしていなかった場所に "越境して" 進出している印象を持ったからです。越境後の世界で必要となる新しいITリテラシーをこれから…

二つの確率

一言で確率と言いますが実は確率には2種類あります。 サイコロで偶数が出る確率 50パーセント 太郎さんが大学に合格する確率 50パーセント この二つ、どちらも確率 50パーセントと言ってますがよく考えると別物なんです。 サイコロで偶数が出る確率 サイコ…

色んな判断力

判断力といってもいろんなのがあるので、独断で区分けしてみました スポーツの判断力 ビジネスの判断力 経済の判断力 自然科学の判断力 スポーツの判断力 一瞬で次のアクションを決める判断力、意識で考えるのでなく自然に体が動く判断力。 古い話ですが「プ…

コンピューターは因数分解が苦手

コンピューターは因数分解が苦手です。正確に言うと、どんな高速なコンピューターでも「適当な時間内に桁数の多い数の因数分解を完了することが出来ません」どうして?(1)しらみ潰し(2)倍々ゲームしらみ潰し因数分解をやる効率的な方法は無くて一つ一つ…

猫を見分けるコンピューター

【コンピューターが100桁の掛け算してもニュースにならないが、幼稚園児が100桁の掛け算したらニュースになる。幼稚園児が猫と犬をを見分けてもニュースにならないが、猫と犬を見分けるコンピューターは結構すごい】 なんででしょうか? 「100桁の掛け算」は…

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